総合栄養食

まずは総合栄養食

ドッグフードに限らずペットフードには、総合栄養食とパッケージに記載があるものと、無いものがありますよね。
その違いってなんなのでしょう?

 

現在、販売されているペットフードは三つに分類されます。

 

@総合栄養食
A間食
Bその他の目的食

 

そのうちで、必要な栄養基準を満たし、一日の食事としてバランスよく調整されたものが総合栄養食です。
すなわち総合栄養食とは、栄養バランスが調整されていて成分のバランスを考えられているものです。
基本的に総合栄養食と水だけで、健康が維持できるものをさします。

 

NRC(アメリカ科学アカデミー)の栄養基準に基づき、さらに、AAFCO(全米飼料協会)の試験もしくはペットフード公正取引協議会が承認した製品分析試験で、栄養基準が満たされていることが証明されているものが総合栄養食といえるのです。

 

ペットフード公正取引協議会とは、「ペットフードの表示に関する公正競争規約」を定め、消費者が品質、栄養などの観点から適正な商品をを選べるように、公正な表記を指導する業界組織です。現在では国内のペットフード製造販売企業の80%が加入していて不当表示や悪質な販売などを監視しています。
ペットフード公正取引協議に加盟している、していないに関わらず、この規約に違反した事業者にたいして、警告や科料を行ったらり、公正取引委員会に処分を要求することもできます。

 

日本で流通しているペットフードのほとんどは、ペットフード公正取引協議会に加入した会社で製造され販売されています。
総合栄養食の記載をするためには、ペットフード公正取引協議会の基準をクリアすることが必要ですから、勝手に総合栄養食を名乗ってパッケージに記載することはできないのです。

 

では、総合栄養食ではないペットフードってなんなのでしょう?

 

総合栄養食の記載のないペットフードには二つの可能性があります。

 

1.ペットフード公正取引協議会に加入していない会社が製造しているため、チェックがされていない。

 

2.そのペットフードが総合栄養食ではなく、それだけでは栄養のバランスはとれないもので、安全性の基準をクリアした嗜好品、間食などのおやつが該当します。

 

まずは、現在のドックフードが総合栄養食であるか確認してみてください。